結婚式はしたくなかった。でも、して良かった。

By | 2014年4月11日

結婚願望は高校生の時からあった。でも、結婚式をしたいという気持ちは少しもなかった。
ドレスなんて着たいと思わず、自分が目立つことが嫌だった。
学生の頃から自分のやりたいこともはっきりとなく、就職ということが面倒で、
早くも「楽したい」とだけ考えていたので、短大卒業後もフリーターで毎日を過ごしていた。
フリーターとして仕事を始めて半年。ある日、髪をバッサリ切った。
その時から、運命の出会いという時間が動き出していたのかもしれない。
以前から一緒に働いていた社員の男性に、髪を切ったことでどうも衝撃を与えたらしい。

以降少しずつ会話を増やしていくうちに交際することになり、彼が年上と言うこともあり、付き合い始めた当初から結婚を前提で交際し、
その頃から結婚について現実に意識し始めた。
学生の頃よりは、少しは考え方も大人になっていたので、結婚という選択についても悩んだ。本当に今結婚しても自分の人生に悔いはないのかと。
でも、悩み続けても仕方なかったので、最終的には彼を信じて結婚することに。

いざ、結婚することを決意すると、まずはお互いの両親への挨拶から始まった。
両親にも了解を得ると、次は両親同士の顔合わせ。
そこで、はじめて式はどうするのか?と言われた。
双方の両親は式はすると思っていたようで、式はしようと思っていないことを伝えると、驚かれた。
私がフリーターで式にお出せるお金もないし、彼もそこまでの大金は出せないということで、お金の理由を話したら、
「お金の問題は親が解決するから、結婚式はしてくれ。」と言われ、私達は渋々了承することにした。
親に式費用を出してもらうなんて嫌だった。だから、自分達で出せる分は援助し、出来るだけ会場も安く済ませるつもりだった。

でも、いざ式をするとなると、欲が生まれるもんだ。
結婚式について調べていくうちに、こうしたい、ああしたい、と色々案や要望が出てきて、いつの間にか式準備が楽しくなっていた。
でも、式は私たちが主役ではなくホストで、ゲストをもてなすために考えた。
会場は、駐車場が広く、ホテルも近い便利な場所を探し、
引き出物も出来るだけ重たくなく、でも皆に喜んでもらえるように。
また、お料理やデザートも美味しいものを提供できるように必ず試食で確かめ、二次会なども行わない事にした。
式自体もアットホームな雰囲気で皆に楽しんでもらいたかったので、必要な支出以外は出来るだけ省くよう、準備はほとんど自分達で行った。
そして、最後までドレスを来たくなかった私は、担当スタッフさんと母親に説得されドレスを選ぶことにした。
着たくないと思っていたドレスも着ると嬉しいものだ。着て初めて感じた。
ドレス姿は結果的に皆に好評を得たので、これもゲストに喜んでもらうためには良いことなんだと分かった。
式も上手く進み、お料理もデザートも好評で皆に満足してもらえたようだった。
というのも、もう5年以上前の事なのに、未だに私たちの式の思い出が一番強いと、出席してくれた人達に再会すると必ず言ってもらえるからだ。
自分達の思い出よりも、出席してくれたゲストの思い出に残ってくれる式ができたことが何より良かったと思う。